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独りでいることや友達が欲しいということについて。

 

 

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これまで、一体どれほど叫んだだろう。
報われないものや、本当に欲しているもののことを。
目に見えていたものは、徐々に変わっていき、僕の手がかじかんだまま、それは遠くに行ってしまう。
聴こえている?
きっと、聴こえていないのだろう。
確率の推定は実に意味の無いことで、分かり切ったことばかりを必死に考え直していた。
この街を見下ろしていて思うことは、いつもと変わりなかった。
心臓は全てを知っている。
”この意気地なしは、また決断を遅らせるつもりだ。”
きっとその通りだ。
それはまるで、通り過ぎた選択肢を振り返りながら、半ば永遠に後悔を続けるようなもの。
それでも僕は、そんな自分を肯定し続けてきただろう。
言葉を見失って、意味や環境の声だけを頼りにしていた僕は、また変わってしまった。
気がつかないうちに、過去の自分は遠くに居る。
必死に手繰り寄せても、彼は消えていく。
簡単なことだった。
いつでも未来を嫌っていたはずなのに、過去に嫌われないように努めることだけを考えていた。
求められたのは、どうにかして、すれ違っているその理論の筋を通すこと。
相関図を思考に張り巡らせ、最も安全な線を辿って僕に追いつこうとしているうちに、多くの選択を誤った。
ますます自分が分裂して増えていく様を見ている。

 

― ― ― ― ―
同時に、忘れてはいけないことがたくさんある。
彼らはそれを共有するべきだし、それが出来るならまた別の方法があっただろう。
あいにく僕は不器用な人間なので、思いを外に吐き出すことでしか輪郭を掴めないのだ。
同じ方法は長く続かない。
そこで躓いて、長く困惑していたときのことを思い出す。
それさえも、今の僕に繋がる、何か大切な事を抱えて笑っている。
安心してしまう。
後ろを振り返ったとき、過去の僕は、今の僕を嫌ってなんかいないと、そう思えるから。
嘘じゃない。
悲しみや涙や、些細な感傷も、全部僕の中でちゃんと形を持っていたって教えてくれる。
感情を信じてみようと思える。
もっと透明な水の中へ、澄んだ空気を吸って、実体を持った思いを携えて、前を向いている。
ぜんぶ、苦痛の結果だから。
昔の自分は、きっと可笑しくて笑っているだろう。
けれど、否定しないだろう。

 

― ― ― ― ―
恐ろしいことは、この先たくさんある。
どろどろした真っ暗闇も手放さないで、たまには泣いたっていいだろう。
僕なりのやり方は、多分感覚的に分かっている。
方法論は通用しないのだからそれが全てだ。

 

これは、
区切りをつけるための言葉。
目標を定めるための言葉。
新しいものに気づくための言葉。

 

言葉は簡単だ。
文章量が思考プロセスと経過時間に見合ってない。
思ったことをメモするだけ。
ってのがここの初めの目的だったな、多分。

 

じゃあ人間、これからもよろしく。
今日はそんなことを言える気分。