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”考えろ”なんて言わないから

小説とSS

暖炉のそばで

出鱈目な言葉ばっかり。それは暖炉に向かって吐くべきもの。けれど、私がここに来たのは、それを聴くためだから。あなたは思い通りにやれるよ。きっといつだって、”手加減”にも似たような感覚で、中途半端に手を握っていたんでしょう?あなたが気づいている…

諦めました。

絶え間なく続く不安に苛まれる時期。毎年そうだ。もう将来のことを考えないといけない。進路なんて考えただけで死にたくなるのに。不安と向き合って、独りぼっちだけどそれを解消していかなくちゃいけない。 そんなわけで、今の自分に一つ区切りを付けようと…

現状とか

今日は土曜日。 日曜日のように、何か十分でなく明日に気が進まないような気分で過ごしていたけれど、昨日が土曜日だったという記憶はどこをあたってみても見つからないし、カレンダーも間違っていない。 だから今日は正真正銘土曜日。 ――――― 小説が書けない…

物書きのことで

愚痴っぽくなる。 僕は特別な人間の書いた、自分とはまるで別の事を日常的に考えている人間の書いた、そんな小説を読みたい。 言葉を学んでその配列を学んで、それで終わってしまって希望も絶望も描けない小説なんて好きになれない。 何に悩んでいるのか知り…

0,3mmの心臓

アロハシャツに拳銃煙草を咥える教師は穴だらけの皮肉を言う誤解の目銅像が降ってくる損害賠償に大雨風に乗って消える札束落ちていく装飾、ハートの形灰色の天井同居人を殺害悲痛の扉まで折れる芯は空に跳ねて見えなくなる小さなメモ帳大切なメモ帳人形の目…

小説『4am39floor』投稿:解説

最近忙しいけど小説を完成させました。 『4am39floor』 なろうに投稿。 短編にするつもりで執筆していたら、予想以上に長くなったので前後編にした。 前編 4am39floor - 1. Red Light 後編 4am39floor - 2. Sleeps Alone ここには解説を書いていく、ので、ネ…

小説『ブードゥードール』投稿

『Voodoo Doll』 ncode.syosetu.com グラスシティ完成の勢いで作ってしまった。 今年の2作目。 このままコンスタントに投稿は出来ないと思う。 解説いらねえな。 思うことだけ書いておく。 ―――――↓ネタバレは無いかもしれないし、あるかもしれない↓――――― 誰も…

あなたが嫌いだ

あなたが嫌いだ。 あなたは愛されていない。 残酷なことだけど、あなたはきっと疎まれている。 あなたを嫌う大多数の中に、私も居る。 だから、あなたが嫌いだ。 私がどんな人間か分かりもしないで、そうやって生き辛い場所へ私を追い込んでいく。 私が今ま…

小説『グラスシティ』投稿&解説など

―――『Glass City』――― 久しぶりに短編小説をつくりました。是非に。 ncode.syosetu.com 解説っぽいのをここに書いておく。 ↓ネタバレありそう↓ ― ― ― ― ― 「グラスシティ」というタイトルが先になんとなく浮かんで、その言葉が何故かかなり気に入ったので、…

ナキムシ

君は泣き虫だから。 それはもう、毎日。 涙の意味を探りたくなる。 初めはいつも疑ってしまう。 君と違う僕の悪い癖。 それは僕が、僕の流すそれの意味を理解できないから。 どうやっても信じられない。 嘘かも知れないけど、それは誰にも分からない。 だか…

『No.N』

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ある小さな町の小学4年生、男の子。些細な事から、学校の友達と大喧嘩をした。担任に散々叱られた後、一件は担任から両親に伝えられた。父親は何も言わなかったが、母親にはまたこっぴどく叱られた。どうして同じこ…

帰着点

「現実は此処にあります。此処にあるから現実なのです。」 ある人は誇らしげに言った。 「私は誰よりも現実を見ている自信がありますからね。」 そう付け足して笑っている彼は、まさしく現実とは反対側にいた。 真実は見ようとしないがまた現実を知っている…

In the Frost

こんな酷い寒さの中で、何を待っていたの? 手のひらは空っぽ。声の一つも聞こえやしないのに。 見限られちゃったって? 所詮イマジナリ―フレンドだったんだろ、なんて思ってはないけど。 ・・・いずれにせよ、もう来ないんだね、彼らは。 気づいてはいたん…

505号室

ちょっと長いです。 ― ― ― ― ― 触れたいと願っていた白い手は、ふらふらと闇に消えていく。 光を視ることが叶わない彼女は街路樹に縋った。 何かを呟こうとして口を開くが、声は出ない。 自動車でさえ騒ぎ立てるのを止めた、こんな真夜中の静けさの中では、…

odd odd

なんでか知らないけど、根暗でいつも挙動不審になってる奴ってよくいるじゃん。 おどおどしてまともに喋りもしない奴。 うちのクラスにも居るんだけどさ、今日はちょっと担任に仕事を任されて、そいつと話すことがあってね。 気が進まなかったけど、うまく断…

2/5 『支配者のエピローグ』

靡くカーテンに攫われた。 窓の外を見る勇気が無くて。 また会えるって、どこかで思ってて。 まだ私に何かを残してくれてた。 知らない部屋で見つけたメモ帳に、全部、全部書いてあった。 貴方のこと。 万年筆に慣れない字で。 すぐ傍に居たのに、何もできな…

上を向いて歩こう???

上を向いて歩いた。 でも、見えるのは真っ暗な空と、真っ黒の電柱。 あとは電灯。 その光はいつも小さい。 忙しなく動き回るこの街では、星空なんてまともに見えやしない。 涙は出ないけど、なんとなく悲しい景色だった。 縁石に足を引っ掛けて転びかけた。 …

披瀝

分かりますか? 彼らの目、綺麗な色をしている。 しかしね、私たちにとっては害でしかないんですよ、あんなの。 自分より醜いものを見る目というのは、汚くも見えますがそれ以上に輝いているように思います。 違います? 彼らには私の痛みなんて分かりません…

lol

「なんてことだ。君はまだ続けている。 信頼できるお仲間を探すことをね。 その目をやたらと振り回してさ。 それに思いっきり瞼を見開いて。 眼球が飛び出てしまうんじゃないかって思うよ。 でもさ、知らないよ? 僕はもう考えるのをやめてしまいたいし、 助…

涙の痕

目が覚めた。 「おはよう」 返事は無い。 「いってきます」 返事は無い。 学校。 授業で指された。 私は答えられなかった。 「ただいま」 返事は無い。 「おやすみなさい」 返事は無い。 目が覚めた。 「おはよう」 返事は無い。 「いってきます」 返事は無…

雪下

「雪ですね。雪」 「初雪がこんな真夜中に降るなんて、なんとなく勿体ない気がしません?」 「そうでもない、ですか」 「冬は好きですか?」 「・・・そうですか。まあ、大体の人はそう言いますよね」 「寒いからこそいいんですよ。雪は」 「暑苦しい日に雪…