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4:00AM

”考えろ”なんて言わないから

無知と不安と苦痛の塊

日記 考え事

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世界でたった一人、自分だけが「人間」である。

 

と、僕は考えていた。

 

どんな流れでその考えが浮かんだのか覚えてないし、たまたま閃きに近い感じで考えたのかもしれない。

 

 

中学生の頃、自分はいろいろ大変な事があって悩んでいて、苦しい時期があった。

 

その時、周りの人間は皆笑っていたし、僕の話を正面から聞いてくれる人間は居なかった。

 

少なくとも自分は『不幸』な状態にあるなと思っていた。

 

他の奴は、何かに悩んでいる様子もなく、毎日笑顔で馬鹿みたいに騒いでいた。

「こいつらはまだ子供なんだな」って思ったし、そうして他人をこっそり見下していた。

「僕はお前らとは違うんだ」っていう考えは今も僕の中にある。

 

悩み苦しんでいる自分こそが『人間』だと、いつの間にか思うようになっていた。

 

僕は自惚れていた、とまでは思いたくないけど、もしかしたらそうかもしれない。

でも僕は、過去の自分を否定したりしたくなかった。

たくさん苦しんだあの時間を否定してしまったら、今の僕は空っぽになってしまう。

 

そういった意味では、この心の苦痛だけが自分の誇りでもあった。

 

他人から悩み相談を受けたことが何度かあって、その時は「周りの人間も、僕が思うほど馬鹿じゃないんだ」って思った。

けど、結局はあまり実のある会話が出来たわけじゃなくて、やっぱりその程度か、と、幻滅した。

 

 

もう一つ、似たようなことで、「自分以外の人間は、人間ではなく機械だ」という。

 

これ随分とファンタジーな発想で、僕が小学生の時に考えたこと。

 

もちろん、そんな訳は無いのだろうけど、僕が「人間」というモノに関してあまりにも無知だったし、この世界(と言うと傲慢な気がするので社会)を人間が回している、という事実を実感したことが無かったから、こんなことが言えたんだろう。

 

人生経験一桁年の頃だし。

 

例えば、どうやったら人間が生まれるのか(下ネタを言いたいわけではなく)とか、体内の構造はどうなってるのか、なんてことを何一つとして知らなかった頃だから、馬鹿馬鹿しい考えもふつうに出てくるわけね。

 

 

僕が大人になりたくないといつも思うのは、そういう幼い子供特有の馬鹿馬鹿しいけど魅力的な発想力を失いたくないから。

 

 

そんなもん大人になるまでの過程の努力で、いくらでもキープできるんだろうけど、何せ将来への不安が絶えない毎日だから、そんなことを考えてしまうのも仕方ないね。

 

 

 

苦痛が無ければ今の僕は無い。

不安と無知があってこその色褪せない日々。

 

そういう話でした。

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