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4:00AM

”考えろ”なんて言わないから

ひとびと

日記 考え事

さして有害でもないものを気持ち悪いと言って遠ざけるように、或いは思ったことを率直にでは無くその場のテンプレから単語を選んで会話を進めるように、僕等には何も見えちゃいない。
何かを正当化することは簡単じゃない。
認めることも、否定することも論理的ではない。
けれど僕らはいつも安心していたいし、誰かを嫌っていたい。
涙を流していたいし、悲劇に巻き込まれることを望んでいたりもする。

 

疲れ切って気が利かなくなったから、まるでつまらない対応をして友人を困らせて、手のひらサイズの画面だけ見つめて時間が経つような、人生は案外問題ないものらしい。

 

クズみたいな年寄りを見るとどこか安心してしまうのは、そんな人間でもそれまで生きていける世の中、というよりこの国は相当簡単なんだろう。
もちろん誰かの苦労の上に成り立っているものではあるけれど、まるで蟻の巣みたいに高層マンションから人があふれ出る様子の、その一人一人に価値を求めようなんて、僕が苦しくて仕方ないのだった。

 

盲目同然だ。
けれど認めたくないことだってたまにあるものだから。
例えば僕の小さな苦悩だってベクトル自体はまったく別の話だ。
混同されるのは馬鹿が多すぎるのか少数の馬鹿の声がデカいだけなのか知らんが、とにかくどこかで必ず間違っている。
そんな不安定な土台の上で物を考えるなんて、と。

得体のしれないこの何かにとっては案外好都合じゃないかと思ったりもする。