5/10

何も考えていない時間や、そうでなくてもくだらないことを考えている時間が増えたような気がする。
大事な事を忘れっぱなしにしているみたいで、上手に考え事が進まなくなっている。
本を読んでも、活字と脳の間に変な仕切りがあって内容を上手く読み込めないし、ましていつもやってたように同時並行で思考を繋げることも出来ない。
何が原因なのか分からない。自然とか季節とか、そんなもので済めば良いと思う。

 

幻滅されてしまうことをいつもいつも怖がっていた。
いつかそういう時が来るんだろうとずっと思っていた。
でも実際、この現状が恐れていたそれだとしたら、僕は実感を掴めていない。
いつも、過去や未来のことを楽しみにしたり怖がったり悲しんだりしているのに、現実、現在には信じられないくらい無頓着だ。
だから余計な失敗をして、過去のそれをずっと心配してしまう。
自分に向けられたものではない言葉も、一瞬自分のことかと思って焦ったりもする。
もし本当に自分のことだったとしても、僕は関与しない。
つまらない人間に対するつまらない対抗心だけは残っている。