部屋、そのほか 壁を注視した経験が実はあまり無く、「見慣れた壁紙」なんて言えないことに気づく。家に帰りたいと言ってもべつに部屋が好きなわけじゃなくて、ここはただ安全なだけだった。外の冷たい空気のなか、人通りの少ない(ほとんどない)道を歩くと…
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