ikisu

綺麗な女の人とか、あからさまに憂鬱を書いた歌とか、何か裏をちらつかせた創作物全般が
二人で寄り添って、笑って、手を繋いで歩いてる男女とか、一人で歩いてる女の人とか、道で再三死んでいるおじさんとか
高速四つ打ちとそれとなく和風なギターリフで流行り、流行りに乗っかる音楽とか、こと音楽に関してはものの言い方がそういう老害っぽくなりつつある自分とか
取り繕うだけの「質感」で嘘だらけになった写真群とそこに群がるモブキャラとか、その評価、
汚れた人とか、汚れたい人とか

 

嫌いなものや苦手なものがたくさん、増えたような気がする
綺麗でなくとも、傷ついたままの優しい何かを生み出したいとちょっとの努力はしているけれども、時々そういうインスタントな思慮深さにうんざりする
恋とか愛情とかっていう言葉が全部後付けでしかなくて、望んでいたものは最初っから別に存在しなかったり、楽しいことでもなかったりした
自分を認めてくれる、と感じられるのはいつも人のいない場所だ
人がこわい いつの間にか本当に人が怖い
最近嘘の混じったものが嫌いだと思うのだ。きっといろいろなことが嘘で飾られている、その中で自分だけは、という福音書的な祈りだけをちっちゃい創作物に懸けている