一番新しい夜

染み付く前に忘れたいと思っていたのに、深くまで抉るようにもう離れなくなったのかもしれない。
このままでは危ないと思う。
危なくなって終わりになっちゃえばいいか、とも思う。
頭の中が死にたいでいっぱいになってしまって、本当にどうしたらいいか分からなくなった。
昨日は体が動かなくて、ネットで向精神薬を眺めたりしていた。
飲む日は来ないだろうけど。
逃げ場が無い。

 

逃げ場が無いなら逃げなきゃいい。
痛覚が麻痺してしまうくらい苦しんで、その結果笑って過ごせるならそれでいいんじゃない?
昼間の自分は、こんな楽観的なことを考える。
家に帰って死にたくなる。
夜泣いて朝泣いて、外に出て、誰にも分らない痛みを抱えて生きていくんです私はー、っていう無敵感でも、それで生きながらえるなら許されるだろうか。
許す許さないの権限を他人が持っているわけない。
そして、自分は当然それを許さない。

 

どうしてこうなってしまったのか、まだ分からない。
不可解な事ばかりが残っていてそれが自分の首を絞め続けていて、明らかにする手立ても残ってない。
繋がりなんて残ってない。
言葉が聞けたとしても、何を言われたってきっと信じられない。
あり得ない未来だけど、そこまで想像して、やっぱり救われないなあ、なんて。
人間、言葉しか持っていないから、言葉を信じられないなら安心だってできない。
空想の中に代わりの誰かを立てるとか、そういうことを絶対に認められない性格だから。
もう持ってない責任にしがみついている。
無責任だと言う人たちがいたとしたなら、きっと状況が僕から責任というものすべてを奪ってしまった。
もう買い戻せない。

 

想像できる?
痛いとか苦しいとか悲しいとか、感じたことがある?

 

苦しいところから抜け出して本当に笑える日なんて来ないと思う。

 

昨日はごめんなさい。
いつもいつも、本当にごめんなさい。