2017-01-01から1年間の記事一覧

ただの1日

この騒がしさが苦手で、テレビを見ているといろんなことを思い出してしまって苦しくなる。自分で目に映るものが操作できなければ、避けていたものにまた出会ってしまう。僕は目を逸らして、それから逃げた。この雰囲気の中で、どこにも弱音を吐けなくなって…

傷だらけになった心に絆創膏を貼った。たぶんたくさん貼った。それでも悪い夢をみて寝返りをうつたびに、それは擦れて剥がれてった。少しの間押し留めていられた思い出したくないことが溢れてくる。泣きそうになる。その夢はただの想像であり妄想であり、朝…

over

ひとつのことをずうっと考え続けるなんてことは、久しぶりか、初めてだったと思う。問題の相手のことなんて最後には関係なくなって、いつも通り自分一人の世界でわたしはわたしを殴ったり引っかいたり殺そうとしたり泣いたりして、そうしているうちに周りが…

cahier

人間的にどうにか変わってやろうなんて、考えている暇が無くなってきた。ものを書く量は増えたけど、それはどれも周りと自分との話ばかりで、一人のことを思っていると、後ろめたさを感じるようになったのかもしれない。変化は悪いことじゃないけど、何処に…

sonoato

たくさんの色を混ぜてぐちゃぐちゃにしたような、ただ気色悪い空気の中で希望を絶った日があった。その日は雨が降っていた。誰かが笑って、また濁った空間をかき混ぜる。僕は泣いている。誰にも気づかれないように隠すのも遅すぎた。多感だったと言えばそれ…

6/25

親しい誰かが死ぬ想像。自分が死ぬ想像。そこに隠れている喜びはいつもどこかで願ってきたもので、真っ白な部屋でしかあり得ない幸福な死だけを思い浮かべて祈っていたもの。それでも、少しの間の痛みや悲しみがそれを覆って見えなくする。自分が死を選んだ…

短夜

0514いつか忘れてしまうようなことを、いま確かに握っている気がする。ずっと後になってそれが無いことに気づいて後悔するもの。確かにここにあったことだけは、せめて思い出せるように。ピアノの音を流しただけの夜。いつか自分のものにしてしまいたいと願…

5/10

何も考えていない時間や、そうでなくてもくだらないことを考えている時間が増えたような気がする。大事な事を忘れっぱなしにしているみたいで、上手に考え事が進まなくなっている。本を読んでも、活字と脳の間に変な仕切りがあって内容を上手く読み込めない…

4/16

今年の僕には、夏も秋も冬も無いような気がする。かろうじて春は今日見てきた。来週で潰えてしまうから、しばらく後の記憶にできるよう、できる努力をしてみたい。 過去と未来は平等に対峙しない。価値観の比重は人によるものか、実は一致するのか。不確定な…